最近の人気ギフトランキングでは、本格的な味の高級だしがランクインしています。縁起物として贈答用にする人も多いのではないでしょうか。通販でも簡単に買える商品なのでお中元やお歳暮、お祝いにもおすすめの逸品です。
目次
鰹節が縁起物になったのはなぜ?
昆布も縁起物として愛されてきた
母の日、父の日など特別な日に
結婚式の引き出物に
お歳暮やお中元
手土産や日常的なプチギフト
お見舞い
自分へのご褒美
ギフトは多様化している
相手がよろこんでくれるギフトを選ぶ原則
送料を考えたギフト選び
だしギフト選び方のポイント
だしのおすすめ高級ブランド
新丸正おすすめだしギフト商品
だしの風味を楽しめるギフトもおすすめ
温冷レモンラーメン
駿河ふぶきトースト
夏野菜の冷やしうどん 鰹だしゼリーがけ
ギフトを手渡すマナー
ギフトを配送するときのマナー
①だしは縁起物!ギフトにぴったり
だしは、古くから縁起物としてギフトに重宝されてきました。だしギフトを結婚式の引き出物でもらったことがあるという方も多いのではないでしょうか。近年では、高級だしやデザイン性のあるパッケージも販売されていて、お祝いやカジュアルなギフトとしても人気です。
鰹節が縁起物になったのはなぜ?
鰹節は日本最古の書物古事記に鰹節の原型『堅魚(カタウオ)』として登場。もともとはかつおを天日干しにしただけのものだったといわれています。
保存食として長年愛されてきた鰹節は、武家社会では、出陣の際に武運を願って「勝男武士」といわれ贈られていました。
また鰹節は、鰹の背側の身を使った雄節(おぶし)、腹側の身を使った雌節(めぶし)があり一対になり、合わさるようになっています。夫婦円満の意味を込めた「鰹夫婦節(かつおぶし)」という語呂合わせも。結婚式の引き出物にもぴったりのギフトです。
昆布も縁起物として愛されてきた
結婚式などのお祝いにはよく語呂合わせが使われます。昆布も縁起のよいものとしてギフトにされてきました。
昆布は「よろ昆布」「よろこぶ」から「喜ぶ」という語呂に変化。戦国時代には出陣の食べ物として食べられていたそうです。
また、昆布の形から「広布(ひろめ)」と呼ばれていて、結婚をお披露目する縁起のよいものとして重宝されてきました。
このように、鰹節や昆布は古くから縁起物としてさまざまな贈り物に使われてきたことがわかります。
②気持ちを伝える!日本の贈り物文化
そもそもギフトとは何でしょうか?それは日本の文化に深いかかわりがあります。
もともとは収穫したものを贈り物にすることで、皆で分け合ったり、共にいただくことから始まったとされ、起源は縄文時代ともいわれています。
助け合うことからはじまった贈り物文化は、時代によって少しずつバリエーションが増えてきました。江戸時代にはちょっとしたお料理をわけ、お返しにまたお料理を渡す「お裾分け」文化も生まれます。
日本の贈り物文化は、気持ちを形に表す形として長年積み重ねられてきたものでもあります。
ここからは、代表的なギフトの種類や傾向についてご紹介。贈り物選びの参考にしてみてくださいね。
母の日、父の日など特別な日に
ありがとうという気持ちを表す特別な日のギフトがあります。
とくに大切に育ててくれた両親に感謝の気持ちを贈る母の日、父の日ギフトは人気です。
母の日にはカーネーションやお花を贈るのが主流でしたが、最近ではお菓子やお肉、新鮮な果物や野菜のグルメギフトも人気です。
一方、父の日は高級日本酒や酒器などお酒に関するものが人気ランキングの上位に。おつまみやお肉などやはりグルメギフトも好評です。
母の日、父の日を合同で贈るプレゼントもあります。
お箸や食器、湯呑など、ペアで使ってもらえるようなものもおすすめ。名入れができるギフトもよろこばれますよ。
結婚式の引き出物に
結婚式の引き出物とは、参列してくれた人に感謝の気持ちを込めて渡す贈答品です。ご祝儀をいただいたお礼として渡すという意味。
内祝いは、引き出物とは意味がちがいます。身内のお祝いがあるときに、お世話になった人にギフトを贈り、喜びを分かち合うということ。結婚式に参列せずお祝いをいただいたときには「御礼」ではなく、「内祝」としましょう。
引き出物は、一般的に価格が高いメインギフト、縁起物、引き菓子と2〜3品ほどが多いです。
メインギフトは、カタログギフト、食器、お米などが多く、引き菓子はお土産という意味合いがあり、和菓子、洋菓子などを贈ります。
昔から縁起物も引き出物に入れることも多く、かつお節ギフトはバリエーションも多く日常でも使いやすいので人気が高いです。
何かと荷物が増えてしまう結婚式。雨の日や遠方、二次会に出席するゲストには引き出物を持ち帰るのが大変になることも。最近では、参列者に引き出物を宅配するサービスも出てきました。
ギフト選びから渡す方法まで、ゲストの立場に合ったものを考えるのが近ごろの傾向です。
お歳暮やお中元
お歳暮やお中元も感謝の気持ちを伝えるギフト。
お中元は、日頃お世話になっている人へ夏のご挨拶として、お歳暮は1年の締めくくりにお世話になっている人へお礼として渡す贈り物です。
お中元、お歳暮の起源は中国。7月15日の中元の日に神様にお供え物をした人は、罪がゆるされるという、道教の教えからきているといわれています。お中元は、仏教の教え「お盆」の行事と結びついてご先祖様を供養するようになりました。日本に渡ると1年を1月と7月に祖霊を祀るという考え方があり、お中元・お歳暮に定着するように。
お中元は、ご先祖様へのお供え物という意味もあり食べ物が主流となっています。夏の暑い時期なので、ビールやジュースなどの飲み物、ゼリーやアイス、そうめんなどさっぱりした商品、エネルギーアップにウナギを贈るのもよろこばれます。贈る時期は、東日本は7月上旬〜15日までで、西日本は7月中旬〜8月15日までです。
お歳暮も、食品が人気。日常でも料理に使えるハムソーセージ、海鮮、肉、鍋ギフト、焼酎や日本酒、ビールなどです。お歳暮は、東日本は11月下旬〜12月20日前後、西日本は12月13日〜20日前後に贈るようにしましょう。
お土産や日常的なプチギフト
手軽に渡せる手土産やお礼、プチギフトは贈る機会が多いですよね。カジュアルな雑貨、めずらしいお取り寄せ商品や、おしゃれなパッケージ、ここでしか買えない限定商品など贈る人のセンスが光るはずです。
食品、お菓子、雑貨、紅茶など受け取る人の立場に立ってチョイスするのがよいでしょう。
お見舞い
お見舞いのギフトは、親族、友人、目上の人など関係性や相手の病状にもよるため選ぶのが難しいといえます。
親戚には入院生活で必要なもの、友人関係には負担にならない消費しやすいものがよいでしょう。目上の人で何を贈ればよいかと悩むときは、カタログギフトのように相手に選んでもらえるギフトがおすすめですよ。
自分へのご褒美
日々がんばっている自分へのご褒美ギフトは心が豊かになりますよね。いままで欲しかったもの、食べてみたかったものなど、たまには贅沢をするのもよいですよ。
自分へのご褒美ギフトは、「また明日からがんばろう」という気持ちにもなります。思い切ってちょっと奮発してみるのもよいかもしれません。
③最近のギフトの傾向
長い間文化として根付いてきたギフトは、現代で多様化してきました。マナーを守りながらも、形式ばったものではなく相手がよろこぶものを贈りたいという考えが増えてきたからかもしれません。
ギフトは多様化している
最近のギフトの傾向は多様化しています。
お中元やお歳暮、特別な時に限らずお礼やありがとうを伝えるためにカジュアルにギフトを渡すというタイミングの多様化。
みんなの価値観が幅広くなってきたことで、贈り物にもバリエーションが増えました。
食品や雑貨、カタログギフトの人気は相変わらず、最近ではチケットのギフトも人気。
チケットのギフトとは、エステ、アクティビティ、スカイダイビングなどの体験をプレゼントする体験型チケットのこと。直接会って渡せない人へ、コーヒーチケットやクーポンを贈るソーシャルギフトのサービスも増えはじめています。
食品などのモノのギフトにも変化が現れています。期間限定ギフトやパッケージはもちろん、グルテンフリー、無添加など健康のことを考えたコーナーなどカテゴリも豊富に。贈る側も選ぶのが楽しくなります。
相手がよろこんでくれるギフトを選ぶ原則
多様化してきたギフトなのですが、その分何を選んだらよいか迷うという人もいるのではないでしょうか。
まずは、贈る相手の負担にならないものを考えましょう。食品や調味料、ハンドクリームなど日常で使えて、消費できるものは負担になりにくいです。
また、あまり嵩張るものだと収納に困るので避けるのが好ましいです。
自分が普段買うことのない特別なものもよいでしょう。大前提は、相手がよろこんでくれるもの。ギフトを選ぶときに、相手の反応が楽しみになるわくわくを味わえるはずです。
送料を考えたギフト選び
ギフト商品はオンラインで買うという人も多いのではないでしょうか?ネットショップで購入し、そのまま贈り先へ配送してくれるので便利です。
とはいえ、送料もかかることなので購入ガイドなどで配送料を見ておきましょう。
1配送先1万円以上の購入で送料無料のサービスもあります。あらかじめチェックしておくとよいですよ。
④だしギフトの選び方
だしは縁起物であり、日常でも使えるギフト。日本の贈り物文化と最近の傾向にも合う贈り物といえます。
特に高級だしは、いつものお料理はもちろんおもてなし料理にも使え、もらった人もうれしいはず。
だしギフトの選び方からおすすめの商品のご紹介をします。自分へのご褒美ギフトにもおすすめですよ。
だしギフト選び方のポイント
だしギフトと一言でいっても、さまざまな種類があり何を選んでよいか迷いますよね。
まずは、だしの高級ブランドを選ぶことからはじめてみるのがおすすめ。
だしの形状も選ぶポイントです。ギフトは便利なだしパックの人気が高いですが、かつお節や昆布、顆粒のものなど贈る相手が使いやすいものを選びましょう。
だしのおすすめ高級ブランド
高級だしとは、厳選素材を使っただしのことです。高級だしのブランドは、かつお節、昆布、焼きあごなど原料の目利きから、職人技の製造まで風味とうま味のあるだしに仕上げた商品が豊富です。
各高級ブランドメーカーのホームページトップより、カテゴリ一覧の中から、だしギフトの情報を見れます。
新丸正のだし
80年を越える歴史のある焼津市の製造メーカー。焼津で水揚げされる新鮮な冷凍かつおを使った鰹節づくり、だしづくりにこだわり、バラエティ豊かな商品を開発しています。日本ではじめて、鰹節工場として対EU水産加工認定施設となったことでも知られている、確かな技術のメーカーです。
工場直売の「堅魚屋」では、鰹節、削り節、鰹節ポテトチップス、だしパックや箱入りのギフトの販売もされています。
オンラインショップもあり、通販もできます。
新丸正おすすめだしギフト商品
焼津市の鰹節メーカー新丸正のおすすめギフト商品をご紹介します。
だしのセットやかつお節とのセット、送料無料のギフトボックスなど多くの種類があります。贈る相手の好みにあったギフトがみつかるはずです。
人気商品の一番だし本枯節と利尻昆布パックが2袋入った贅沢なギフトセットです。
ラッピングにもこだわっていて、堅魚屋の金印がついた専用のギフト箱は、高級感があります。お中元やお歳暮、お祝い、目上の人へのギフトにもおすすめです。
一番だし本枯節と利尻昆布、一番だし鰹、一番だし昆布、一番だし野菜と4種のだしがセットになったギフトです。 かつお節メーカー新丸正が厳選した素材でつくっただしはどれもこだわりがありおいしいです。価格も手頃で、カジュアルなプチギフトにも利用できます。
一番だし本枯節と利尻昆布と農林水産大臣賞受賞のかつお節「駿河ふぶき」がセットになったギフト。
手軽に料理に使えるだしパックと、本格的なだしをとったり料理につかったりできるかつお節はどちらも使いやすいアイテム。料理の幅も広がるはずです。
だしの風味を楽しめるギフトもおすすめ
だしの風味を楽しめるギフト商品もあります。お茶漬け、おでん、調味料、スナック、だし醤油、ふりかけなど、珍しい品を贈るのもよいです。
いろいろなだしの商品が入ったギフトボックスも人気があります。
風味豊かなだし商品が詰まったにぎわいボックス。いろいろな商品を試したい人におすすめです。
<にぎわいボックスのラインナップ>
1.だしせん
2.本かつおつゆ
3.駿河ふぶき
4.葵風花
5.かつおふりかけ
6.焼津かつおせんべいミニサイズ
7.かつお節ポテトチップス
8.かつお節ポテトチップスわさび味
8種類のバラエティにとんだギフトは、お料理はもちろんおやつや夜食にも使えます。送料込みというのも嬉しいポイント。
鰹節をベースに昆布、焼きあご、さば節をブレンドしただし入りのお茶漬けセット。うなぎ、金目鯛、ホタテと贅沢な具材に、だしの風味が豊かな特製だし茶漬けです。
朝食や夜食、おやつやキャンプ飯にもおすすめ。
黒い出汁が特徴の静岡おでんと、上品なだしのうま味を味わえるおでんと、静岡おでんに使われる静岡おでんの粉のセットです。静岡おでんの粉をかけることで出汁の風味がさらに豊かに。おでん以外のお料理にも合います。お土産としてもおすすめですよ。
新丸正のギフト商品は、要望に応じてのしをつけることができます。お祝い事や仏事の際にわからないことを相談できるのもうれしいポイントです。
⑤だしギフトで作る簡単でおいしいアレンジレシピ
温冷レモンラーメン
夏の季節にぴったりな、さっぱりラーメンです。ビタミンCも豊富で美容にもおすすめ。だしの風味が効いているので味わい深いです。塩分はお好みで調整してくださいね。
<材料>(2人分)
・生麺 2束
・一番だしパック昆布(昆布だしパック) 2パック
・水 800ml
・ねぎ 適量
・レモン 1個
・こしょう お好みで
【A】
・鶏ささみ 100g
・酒 大さじ2
・薄口醤油 小さじ1
・塩 小さじ1
<作り方>
1.水に一番だしパック昆布を入れ沸騰してから7分しっかり煮出す。
2.パックを取り出し【A】を入れササミに火を通したら、ササミを取り出しスープは冷やしておく。
3.別鍋で麺を茹で冷水でしめ、レモンは薄切りにしねぎは小口切りにする。
4.ササミは食べやすい大きさに割く。どんぶりに麺を入れスープを注ぎ、レモン、ササミ、ねぎを乗せる。お好みでこしょうをかけたら完成。
※おすすめポイント
スープも麺も冷やさず、温かいラーメンとしてもとてもおいしいです。
このレシピで使われているだしはこちら
北海道産真昆布を中心に、焼津製造の鰹荒節、
瀬戸内製造いりこ、香ばしく焼き上げたあご煮干(飛魚)などを加え、
まろやかなだしに仕上げております。
保存料、化学調味料不使用。
駿河ふぶきトースト
朝ごはんにぴったりの簡単料理!かつお風味豊かな和風トースト。マヨネーズでまろやかさと酸味がプラスされお子様にもおすすめです。
<材料>(2人分)
・食パン 2枚
・マヨネーズ 適量
・駿河ふぶき(かつお節) 2袋
・刻み海苔 適量
<作り方>
1.食パンにマヨネーズを塗る。
2.駿河ふぶきをかけトースターで焼き色がつくまで焼く。
3.海苔を散らして完成。
※おすすめポイント
食パンをトースターで焼いてから海苔をのせましょう。焦げつきを防ぎます。
このレシピで使われているかつお節はこちら
お召し上がりいただければ違いを必ず感じて頂けるかと思います。
ご飯やお豆腐に、たっぷりかけてお召し上がりください。
夏野菜の冷やしうどん 鰹だしゼリーがけ
濃い出汁専用の削りぶし「だしせん」を使ったアレンジレシピ。通常のかつお節より厚みがあるので風味とコクのある味わいになりますよ。鰹だしのゼリーで見た目もきれいに。暑い日や食欲のないときにおすすめのメニューです。
<材料>(2人分)
・めんつゆ・水 150cc
・だしせん 10g
・ゼラチン 4g
・うどん 2玉
・オクラ 6本
・みょうが 適量
・温泉卵 2個
<調味料>
・みりん 35cc
・醤油 25cc
・砂糖 小さじ2
<作り方>
1.鍋に水を入れ火にかける。沸騰したらだしせんを入れ、弱火で10分煮出す。煮汁をこした後調味料を加え2-3分加熱する
2.①にゼラチンを加え溶かしたあと、ボウルに移し、氷水にあてる。とろみがついたらラップをしいた容器に移し、2時間程冷やし固める
3.②でできたゼリーをスプーンでくずす
4.茹で上がったうどんを氷水で冷やし、器に盛る
5.塩ゆでしたオクラと、みょうがや薬味をのせる
6.③のゼリーをたっぷりかけ、中央に温泉卵をのせる
※おすすめポイント ゼリーはそば、そうめん、豆腐にのせても美味しく召し上がれます!
⑥知っておきたいギフトのマナー
ギフトをチョイスしたら、気持ちのよいマナーで相手に渡しましょう。ちょっとした気遣いが先方に好印象を与えます。
ギフトをチョイスしたら、気持ちのよいマナーで相手に渡しましょう。ちょっとした気遣いが先方に好印象を与えます。
ギフトを手渡すマナー
ギフトを渡す際は、できれば手渡しで届けるのがベスト。手渡しするときは事前に相手の都合を聞き約束をします。慶事のギフトは大安や友引に、弔辞の場合は友引を避けましょう。
「つまらないものですが」と謙遜するよりも「よいものを見つけましたので」という方が相手に感謝やお礼が伝わりやすいです。
一言添えることでより心のこもったギフトになるはずです。
ギフトを配送するときのマナー
ギフトを渡す都合がつかず配送する場合は、挨拶状または送り状を添えましょう。商品と一緒に送る添え状、商品とは別に郵送する送り状の方法があります。目上の人には丁寧な送り状がおすすめですよ。
⑦モノからコトへのだしギフト
ギフトは単にモノを贈るだけではなく、手に取った相手が得られる豊かな経験(コト)を考えて選びましょう。贈った相手に気持ちが伝わるはずです。
高級だしギフトは、日常のお料理が特別になり、調理する楽しみも倍増します。
贈り物を検討するときは、ぜひだしギフトを選んでみてくださいね。