出産内祝いを検討される際、鰹だしはいかがでしょう。特に無添加で調味料が入っていない鰹のお出汁は人気で、ご家族の健康を意識したお品になります。今回はお出汁や鰹節のギフトをご紹介します。
目次
①出産内祝い、祝い事のマナーについて
御祝い品を贈答するにあたり、マナーやしきたりが多い日本文化。覚えきるのが大変!と思われる方もいらっしゃるかとおもいますので、基本的なマナーをご紹介いたします。
水引の種類、使い方
水引の一覧にも御座いますが、結婚、出産、快気、祝い事全般を「慶事(けいじ)」と言い、熨斗に描かれている結び目を「水引(みずひき)」と呼びます。結び目や線の本数に応じて、意味合いが異なります。
水引の起源と意味合い
起源
水引の起源は所説ありますが、有力な説のひとつとして室町時代に誕生した説があります。室町時代は1330年代~1570年代となりますが、500~700年ほどの長い歴史になります。日明貿易時に明からの輸入品に赤白の縄が縛られていたようです。この縄は明側が輸出用の品を他と区別するために使用していたに過ぎなかったが、日本側がこの縄を贈答に使用する習慣と誤解した説があります。
意味合い
水引は結び方と線で人と人との結びつきや、未開封であることを証明するためや、魔除けのためなどいくつかの意味合いを持っています。また結び方によっても意味を持ち、相手の祝い事への敬意や関係性が表れております。
線の本数
一般的には5本線ですが、用途に応じて変えることが御座います。
①3本
5本を簡素化したタイプで、特段理由がなければ5本線を利用することをおすすめします。
②7本線
5本線よりもより絆や喜びを強く表現したい場合に用います。出産祝いや長寿の祝いに用いることが多いです。
③10本線
奇数が良いとされる水引の本数ですが、10本においては5本を2つに束ねるという意味があり、男女の結びつき、ご両家の縁を表しており婚姻、結婚祝いなどに用いられます。
色
色は、「赤・白」、「金・銀」が一般的に使用されます。「金・銀」は主に結婚、快気祝いなどに使われます。「紅白」は基本的に皇室で使われる場合を指し、一般的には出回ることはありません。
結び目の種類と意味
蝶結び(花結び)
リボン結びとも呼ばれますが、何度でも結びなおせることが良いこととされ、祝い事は何度でも繰り返したいという意を持ちます。8の字になっていることも特徴的です。
使用用途においては、出産祝い、友人、恩人などへお中元・お歳暮、長寿の祝い、引っ越し祝い、入学祝など多岐にわたります。
固結び(かたむすび)
字の通り、固く結ばれほどけない結び目を指し絆、一度きり(二度と繰り返さないこと)を表した結び目となります。蝶結びとは反対に繰り返さない行事で用いましょう。
固結びは、結婚式、快気祝い、お見舞いなどに利用します。結び目の特徴として結び目が小さく、緒が上を向いています。
あわじ結び(あわび結び)
古くからある結び方のひとつで、慶事、弔事、神事など吉兆すべてに用いられる結び。あわじ結びも一度結ぶとほどけづらく、両端をひっぱるとさらに結びが強くなることから、「末永く今後ともお付き合いを」という意が込められています。
②出産祝いの相場
出産祝いの相場は、親族、友人、知人で一般的な相場があり、また現金のみ、現金・贈答品、贈答品で金額も変わってきます。下記は贈答品のみを考慮した場合の相場を表示しております。
・親戚、身内 10,000~30,000円程度
・上司、先輩 5,000円~10,000円
・友人、同僚、知人 3,000~10,000円程度
親族の中でもごきょうだい、いとこなどで相場は多少変わってきます。金額に幅はございますが家庭環境・状況を踏まえた贈答品など検討されるし、予算を決めると良いでしょう。
ご友人、ご縁のある方などは、付き合いの深さをご自身で確認した上で金額を決めるようにしましょう。
職場などの場合は社員の方々で連名されることも多いかと思います。その場合は一人当たり1,000~2,000円程度になることもございます。個人的にお渡しするときには。相場をご参考ください。
③お出汁、かつお節の贈答品
出産の贈答品は、時代の流れとともに多くのものが展開されています。その中でもかつお節は古くから献上品や贈答品として利用されてきました。さらにかつお節は栄養価が高く、子どもの食育にも最適。子どもが成長していく中でご家庭の食事は非常に大切になってきますので、かつお節を使ったお料理を学んでいくにも良いです。また無添加の食材をお求めになる方が増えておりますので、無添加だしパックなども体を気遣ったアイテムになります。
・かつお節
かつお節は贈答としてお渡しできるお品物として、節と削り節の二種類となります。
かつお節は「雄節」と「雌節」に分かれており、夫婦を表すような縁起物として結婚祝い、出産祝いなどに採用されることが多いものです。近年では栄養価の高い食材としても注目されています。
本枯節は、香り高く口当たりもなめらか。雄節は脂分が少なくごはんや冷ややっこなどに使う削り節に。雌節は脂分が多いため出汁を取るのに適しています。
料理をするご家庭、無添加、お出汁をしっかりつ取りたいという方には本枯節は喜ばれる一品です。削るには削り器が必要になりますので、かつお節をお求めの際は削り器も検討されると良いかもしれません。
・削り節
削り節は贈答品の定番アイテムのひとつとなっており、ギフトセットなどは多数取り扱いが御座います。
削り節は、本枯節と荒節の2種に大きく分かれます。大きな違いは本枯節は、燻して干したあと、カビ付けを複数回行ったもの、荒節は燻して干しカビ付けは行いません。このカビ付けと干すことでうま味、香り、口当たりが飛躍的に上がります。ギフトでは本枯節が多く、スーパーなどで販売されているものは荒節が主になります。
鰹そのままを節にしておりますので、製造工程において調味料、添加物などは一切含まれていません。ごはん、豆腐、和え物、雑煮などにご利用いただくと美味しさがより際立ちます。
堅魚屋の削り器「駿河ふぶき」は農林水産大臣賞を受賞した自信の一品。一口で違いの分かる削り節です。
ギフトボックスに個包装されたかつお節パックが収まっておりますので、贈答にピッタリな形です。
・だしパック
かつお節を使用していることから、贈答品に使用されることが多いアイテムです。特にお子様が生まれた場合には、ご自身の体を考え無添加のだしパックで調理を行ったり、今後お子さまの料理のために料理を覚えたりと使い道がございます。
一番だし本枯節と昆布のだしパックは、堅魚屋自社製造の「本枯節」と昆布の名産、利尻の「利尻昆布」のみを使用した無添加のだしパックです。調味料は一切使用していませんので、素材の味を楽しむことができ高い栄養素を得ることができます。
水にだしパックを入れ火にかけ、沸騰後中火で3~5分煮立たせると透明感のある琥珀色のきれいなお出汁が取れます。香りが立ち、かつおと昆布の素材の味が感じられる一品です。
本枯節と昆布のだしパックは和食にも洋食にもピッタリ。煮物、お味噌汁、炒め物をはじめ、洋食の隠し味やスープにも使えます。やさしい味わい。調味料が入っていないから味を見ながら調整できます。お子さまの離乳食にもご家族にも体をいたわることができるお出汁です。
かつお節の食文化を絶やさず、未来の子どもたちにもおいしさを知っていただけるよう日々努力して参ります。
堅魚屋オンラインショップでは、かつお節のギフト、おだしのギフト、その他バラエティ豊かなアイテムセットなどご用意しております。