ご飯と鰹節だけのシンプルな材料で誰でもおいしく作れるおかかおにぎり。削り節を使った料理の定番とも言えるおかかおにぎりの基本のおいしい作り方から、めんつゆを使ってプロの味に近付けるレシピも紹介します。
目次
・おにぎりの起源
・美味しいおにぎりを作るコツ
・おかかおにぎりのバリエーション
・おかかおにぎりのリメイクレシピ
①おにぎりの歴史
日本人にとっておにぎりは誰もが子供の頃から親しんできたソウルフードと言えるでしょう。その歴史は古く、弥生時代の遺跡でご飯をちまき状に固めたものが発見されたことから、およそ2000年前から存在していたと言われています。
おにぎりの起源
文献に残っているものでは奈良時代に「握飯」(にぎりいい)と呼ばれるご飯を握ったものが食べられていました。この「にぎりいい」が現在の「おにぎり」の語源になっているとも言われています。その後、平安時代には蒸したもち米を握り固めた「屯食」(とんじき)が登場しました。戦国時代になると兵糧として食べられるようになり、梅干しが具として使われることもあったそうです。現在のおにぎりのように海苔を巻くようになったのは江戸時代からです。
②おにぎりの基本
おにぎりはごはんを握っただけのシンプルな料理ですので、作り方に決まりはありません。もしかすると、家庭に代々受け継がれたレシピや特徴があるという方もいるのではないでしょうか。いつも自己流で作っているけど、あまり上手に作れないと悩んでいる方もいるかもしれませんね。基本を理解しておくことで誰でも美味しいおにぎりを作れるようになります。ここではオーソドックスなおにぎりの作り方やコツなど役立つ情報をお伝えします。
美味しいおにぎりを作るコツ
おにぎりはごはんの炊き方や握り方でできあがりに差が出ます。上手に作られたおにぎりは、食べた時にふっくらとしたごはんが口の中でほぐれるような食感に仕上がります。しっかりとポイントを押さえて美味しいおにぎりの作り方をマスターしましょう。
・米と水は正しく計量する
ごはんを炊くときには米と水を正確に計量します。通常、米1合(150g)につき水190mlですが、米の品種や収穫時期などによりわずかに調整が必要な場合があります。
・米を丁寧に洗う
米はすぐに水を吸収しますので、水に溶け出したぬかの匂いを吸収しないように手早く何度も水を変えながら洗います。米が割れないように優しく洗い、水が透き通るまですすぎます。
・米は必ず水に浸す
炊く前に米を水に浸すことでふっくらと炊きあがります。夏場で30分、冬は1時間を目安に浸してください。
・ごはんが熱いうちに握る
ごはんが冷めてしまうとふんわりと握ることができません。やけどをしない程度にまで冷ましたらすぐに握るようにしてください。
・塩の量を調整する
中に入れる具によっておにぎりの外側にまぶす塩の量を調整します。具の塩分が多い場合は塩の量を減らしてください。
基本のおかかおにぎり
かつお節を具にしたおかかおにぎりは最もポピュラーなおにぎりのひとつです。好きなおにぎりの具材ランキングでも常にトップ10にランクインしていますので、誰もが一度は食べたことがあるでしょう。そんなみんなが大好きなおかかおにぎりの基本的な作り方を紹介します。
材料(2個分)
・ごはん ご飯茶碗に軽く3杯分
・かつお削り節 5g
・醤油 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・焼きのり 1枚
作り方
①けずり節に醤油を加え混ぜておく。海苔は2等分にする。
②おにぎり1個分のごはんの半量をご飯茶碗に入れ、①の削り節の半量をのせる。
③残りの半分のごはんを上にのせる。
④手を軽く水で濡らし、塩を両手のひらに広げてごはんを手に取る。
⑤軽く握りながら形を整える。
⑥冷ましてから海苔を巻く。
※かつおの削り節は本枯節を使うとより香りが良く美味しくなります。
※手で直に握るのが気になる場合はご飯に塩を振りかけてからラップで包んで握ってください。
美味しいかつお節を使うだけでいつものおかかおにぎりが格段にレベルアップします。おにぎりにおすすめの小分けになった本枯節の削り節は使うたびに削りたての贅沢な香りを味わえます。
堅魚屋の看板商品「駿河ふぶき」
荒節(あらぶし)を約半年熟成させた本枯節を使用しています。
鼻から抜ける香りが芳醇で、上品な風味が特徴です。
4g×5袋入りの単品から、1ケースタイプ(20本入り)、4g×10袋のケース(20本入り)、ギフトなど多様に取り揃えております。
③おかかおにぎりのアレンジレシピ
かつお節は多くの食材と相性が良いため、さまざまなアレンジで楽しむことができます。簡単に味に変化をつけられるので、一度に数種類のおにぎりを作りたい時にも最適です。さらに食べ切れずに残ってしまったおにぎりは別の料理にリメイクすることも可能です。
しっとりソフトタイプのおかかふりかけ。かつお節屋が厳選した原材料を使用いたしました。焼津産のかつお節に、国産大豆と小麦を使用した天然醸造醤油で味付けしました。シンプルで、懐かしい味わいです。化学調味料・保存料不使用。
おかかおにぎりのバリエーション
かつお節にちょっと足すだけで簡単にアレンジができる人気の具材を紹介します。手軽にバリエーションを増やすことができるので、毎日のお弁当やランチにおにぎりを作るという方も飽きることなく続けられますね。
・梅おかか
梅干しの種を取り除いて刻み、かつお節と一緒にご飯に混ぜ込んで握ります。大葉を刻んで足しても美味しいです。
・チーズおかか
プロセスチーズを1㎝角にカットし、かつお節と混ぜ醤油を少量加えます。
・ツナマヨおかか
ツナ缶の油をきってかつお節、マヨネーズ、醤油を混ぜます。
・おかか昆布
かつお節に刻んだ塩昆布、白ごまを混ぜます。ごま油を加えても美味しいです。
・たぬきおにぎり
ご飯にかつお節、揚げ玉、万能ねぎ、醤油を混ぜて握ります。青のりを加えるのもおすすめです。
・焼きおにぎり
ご飯にかつお節、めんつゆを混ぜて握り油をひいたフライパンでこんがりするまで両面焼きます。
いろいろな使い方ができる食べるだし醤油は焼きおにぎりにもおすすめの商品です。
【ご飯のお供】鰹節屋がつくった食べるだし醤油(140g) (katauoya.com)
焼津で製造した鰹節だけを使用し、北海道産の利尻昆布とベストブレンド。だしをたっぷり使っているので、化学調味料は一切使用しておりません。だからこそ、うま味調味料特有の後味がなく、ナチュラルなダシ感とスッキリとした余韻を感じられる上品なだし醤油なのです。
【試してみました!】
茶碗1杯分のご飯に「食べるだし醤油」大さじ1を混ぜ込んで、ごま油をひいたフライパンで焼きます。外側のカリカリの食感とまるごと入っている柔らかい大豆の食感、香ばしい香りがたまりません。材料ひとつで美味しい焼きおにぎりが手間なくすぐにできあがりました!
食べるだし醤油を塗って焼く堅魚屋の公式レシピもあります!
食べるだし醤油のやきおにぎり – 新丸正ブログ (katauoya.com)
おかかおにぎりのリメイクレシピ
おかかおにぎりはおにぎりの中でもアレンジしやすい具材です。ここでは時間の無いときでもすぐに作れる定番のリメイクレシピを紹介します。
・だし茶漬け
茶碗におかかおにぎり1個、熱々のかつお節のだし汁200mlを入れ、塩で味を調整します。万能ねぎや白ごま、わさびを添えます。
・和風チャーハン
おかかおにぎりは海苔を取り外して電子レンジで20秒ほど温めます。フライパンにサラダ油をひいて中火にかけ、溶き卵1個分を流し入れます。卵が固まりかけたらおにぎりを入れてほぐしながら炒めます。味を見ながらしょうゆを加え、器に盛り付けます。取り外した海苔をちぎって乗せ、万能ねぎをトッピングします。
※海苔は付けたまま炒めても問題ありません。
④おかかおにぎりをおすすめする理由
いつでも手軽に食べられるおにぎりはランチや夜食として人気の料理です。その中でもおかかおにぎりは脂質が少なくカロリーが控えめで、腹持ちも良いのでダイエット中にもおすすめです。また、かつお節の栄養素をまるごと摂取できるため健康効果も期待でき、野菜や肉のおかずを組み合わせることでより栄養バランスがよくなります。
アレンジも自由にできますのでレパートリーを増やしたいときにも役立ちます。当サイト内にはカテゴリごとにレシピや商品情報が掲載されていますので、一覧から検索して探すことができます。ご家族やお友達と情報をシェアしてみてはいかがでしょう。