だしを使った旨みたっぷりのおいしいスープの作り方を紹介。野菜の甘みを生かした味付けでいろいろな料理に合うスープレシピも!
目次
①野菜スープの栄養と効果
健康のために野菜を摂ったほうが良いとわかっていても、毎日たくさん食べるのは大変という方も多いのではないでしょうか。そんな方でもスープにすることで一度にたっぷりと野菜を摂ることができます。また、野菜を煮るとスープに栄養が溶け出しますので、生で食べるよりも体への吸収がよくなります。さらに加熱することで野菜の持つ抗酸化物質が生野菜に比べ10倍になるとも言われています。ここでは野菜スープで摂れる栄養とその効果を紹介します。
野菜スープで摂れる栄養成分
どんな野菜でもスープにできると言ってもよいほど、野菜スープはバリエーション豊富です。野菜の種類により栄養に特徴がありますので、摂りたい栄養で野菜を選ぶのもいいですね。スープによく使われる野菜の栄養をまとめましたので参考にしてみてください。
・コーン
コーンには食物繊維が豊富に含まれるほか、ビタミンB、E、Cなどのビタミン類、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類が含まれています。中でも豊富に含まれるカリウムには取り過ぎた塩分を水分と一緒に対外に排出する働きがあります。
・キャベツ
キャベツにはビタミンC、U、Kといったビタミン類、食物繊維、カリウムが豊富です。キャベツは野菜の中でもビタミンCの含有量が多く、ビタミンUは胃腸の働きを整える作用があるとされています。ビタミンCやカリウムは水溶性のため、スープにすれば溶け出した栄養素をまるごと摂取できます。
・かぼちゃ
ベータカロテンが豊富な野菜として代表的なかぼちゃですが、ほかにもビタミンC、E、食物繊維が豊富です。ベータカロテンは抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果があると言われています。
・玉ねぎ
緑黄色野菜にくらべ玉ねぎはビタミンの含有量は少なくなっています。ですが、玉ねぎ特有の栄養成分、硫化アリルとケルセチンが含まれています。硫化アリルは血液をサラサラにする効果がありますが、熱と水に弱い性質のためスープからはあまり摂取できません。抗酸化作用のあるケルセチンは、煮ると水に溶け出すのでスープからも摂取できます。
・トマト
栄養豊富な野菜として知られるトマトは特にリコピンの含有量が多いのが特徴です。リコピンはベータカロテンのひとつで強力な抗酸化作用が期待できます。熱に強いためスープからも十分に摂取できます。トマトはリコピン以外にもビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。
野菜だしとは
ポタージュや野菜を具にしたスープだけでは無く、野菜から取っただし汁を使ってスープを作ることができます。料理に使った野菜のヘタや皮などのクズ野菜を煮出してだしを取ったものを「ベジブロス」と言います。野菜の皮にはポリフェノールなどの抗酸化物質が多く含まれており、うま味もたっぷりのだし汁が取れるため捨てずにいろいろな料理に活用したいですね。
②具だくさん野菜スープのレシピ
より多くの栄養成分をバランスよく摂取するためにも数種類の野菜を使ってスープにするのがおすすめです。野菜にはうま味成分もたくさん含まれています。アレンジも自由にできますので、毎日の献立に手軽に取り入れてみてはいかがでしょう。
栄養満点トマトスープ
トマトの水煮缶を使った簡単レシピです。野菜をたくさん摂ることができる食べ応えのあるスープです。
材料(2人分)
カットトマト水煮缶 200g
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/8本
じゃがいも 1個
キャベツ 1枚
セロリ 1/4本
ベーコン 1枚
水 200ml
オリーブオイル 大さじ1
コンソメ 小さじ1
塩・こしょう 少々
作り方
①ベーコンは1㎝幅にカットし、じゃがいもは皮をむいて1cm角に切る。
②玉ねぎ、にんじん、キャベツ、セロリも1cm角にカットする。
③鍋にオリーブオイルを熱し、野菜とベーコンを炒める。
④玉ねぎが透き通ったらトマト水煮缶と水、コンソメを入れ煮込む。
⑤塩、こしょうで味を整える。
※具材の野菜は冷蔵庫にあるものや好みでアレンジしてください。
野菜スープに最適!人気のだしパックです。手間なくコンソメ風味のスープができあがります。
一番だし 野菜だしパック(6g×5包入) (katauoya.com)
3種のハーブと白ワイン粉末を使った
優しいコンソメ味のだしパックです。
キャベツ、淡路島産玉ねぎ、にんにく、人参に
ローレル、ローズマリー、タイムを加え、
野菜風味豊かなコンソメに仕上げております。
保存料、化学調味料不使用。
※本品に鰹節は使用しておりません。
簡単!根菜の和風スープ
寒い時期におすすめのしょうががきいたスープです。味噌汁の代わりになる和風の味付けです。
材料(2人分)
・大根 100g
・ごぼう 1/4本
・にんじん 1/3本
・レンコン 50g
・ベーコン(ブロック) 50g
・だし汁 400ml
・醤油 小さじ1
・酒 大さじ1
・おろししょうが 適量
作り方
①ベーコンは1cm角にカットし、野菜は乱切りにする。
②鍋にだし汁とベーコン、野菜を入れ、火が通るまで中火で加熱する。
③醤油、酒、おろししょうがを入れ、2〜3分弱火で煮込む。
※だし汁は合わせだしがおすすめです。
かつお節をベースに煮干しや昆布をバランスよく配合しただしパックです。これひとつで味付けが完成する調味料入りで、スープに最適です。
一番だし 鰹だしパック(8g×5包入) (katauoya.com)
製法を変えた2種類の鰹荒節をベースに、
甘味とコクの鯖節、香ばしく焼き上げたあご煮干(飛魚)、利尻昆布、
瀬戸内製造いりこなどを加えて深みのあるだしに仕上げております。
保存料、化学調味料不使用。
【試してみました!】
パックひとつで400mlのだし汁が作れる単身家庭でも使いやすいサイズ!数分煮出すと薄味ではありますが、しっかりとコクがあって奥深いだしの風味を感じます。野菜を煮込んでスープにすると食材の味を生かした上品な仕上がりに。スープに麺を入れて煮込んでも美味しいと思います。その場合は醤油や味噌などの調味料を足したほうがよいでしょう。和食だけでなくいろいろな料理に合わせられると感じました。
③野菜のスープで手軽に美味しく栄養を摂取
野菜スープは美味しいだけでなく栄養も摂れる、万能な料理です。野菜には昆布と同じうま味成分グルタミン酸が含まれます。スープにはうま味が溶け出し、食欲がないときや二日酔いでも無理なく食べられ、カロリーも控えられるためダイエット中の方にも最適です。作り方も簡単でアレンジも自由にできるので飽きることもありません。献立のレパートリーを増やしたいと思っている方にもおすすめです。当サイトにはレシピやおすすめ商品など役立つ情報が多数掲載されています。ぜひ参考にしてみてください。