かけうどんやぶっかけうどんなど、バリエーション豊富なうどん。簡単に作ることができるのも魅力です。うどんつゆは、基本をおさえておくだけでさまざまなアレンジができます。このページでは、出汁、しょうゆ、昆布、調味料、水を使用して一から作る基本のうどんつゆの作り方やレシピをご紹介します。
目次
①うどんってどんな料理
うどんの歴史
うどんの種類
②うどんつゆの作り方
基本のうどんつゆレシピ
③おいしいうどんつゆはだしが決め手
④具とトッピングを加えて楽しむアレンジレシピ
⑤うどんのアレンジは無限大!日々の料理に活用しよう
①うどんってどんな料理
うどんは日本の代表的な麺料理です。基本的には、小麦粉に水を加え、練って伸ばしたシンプルな麺を茹でて、つゆなどと一緒に食べます。コシのある食感は食べ応えがあり、古くから日本では、主食として食べられてきました。レシピのバリエーションが豊富で、簡単に作れるのも魅力のひとつです。
うどんの歴史
うどんは、日本全国で長く愛されてきたため、歴史にはさまざまな説があります。うどんの始まりは中国といわれているそうです。一説によると弘法大使空海が、唐から香川県に伝えたことがはじまりとのこと。また、鎌倉時代に聖一国師が宋から、博多にうどんを伝えたという説もあります。
いずれにせよ、室町時代にはうどん料理が存在しており、現在のうどん料理の形が完成したのは、江戸時代といわれています。
うどんの種類
うどんは、さまざまな地方で特産品として広まってきました。日本には7大うどんなるものがあります。
1.稲庭うどん…秋田県で江戸時代に製造がはじまったとされる。つるつるしたのどごしが人気。
2.水沢うどん…群馬県の郷土料理。透明感があり、つるつるしたのどごし。
3.伊勢うどん…三重県伊勢市にあるうどん。通常のうどんの2倍近くある太さ。もっちりとした食感。たまり醤油をベースとしたつゆ。
4.讃岐うどん…香川県の特産品。コシが強くもちもちとした食感
5.きしめん…名古屋名物のきしめんは幅が広くうすい麺。口当たりなめらかな食感。
②うどんつゆの作り方
ここからは基本のうどんつゆレシピをご紹介します。基本の配合を覚えてしまえば、お好みでアレンジもできます。
基本のうどんつゆレシピ
<材料>(2人分)
・だし汁(かつお、昆布、しいたけなど) 600㎖
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・酒 小さじ1
<作り方>
1.だし汁を作る
2.だし汁にすべての調味料を入れてひと煮立ちすれば完成
※甘みのあるまろやかなうどんつゆが完成します。塩はお好みで調整してください。
③おいしいうどんつゆはだしが決め手
簡単に作れるうどんのつゆですが、プロのように味わい深く仕上げるには、だしが決め手となります。だしの素材により、つゆの風味に、かなり違いがでます。おすすめの出汁をご紹介していきます。
香り高いかつおだし
かつおだしには、うま味成分イノシン酸がたっぷり含まれています。香り高く、さわやかな味わいが人気です。かつおだしは比較的風味を感じやすく、出汁だけでもスープになります。やや酸味が強く、はっきりとした味わいのうどんつゆをつくりたい方におすすめです。
まろやかな昆布だし
昆布だしはまろやかな甘みがあるのが特徴。昆布だしそのものに、強く主張する味はないのですが、じんわりと感じる昆布だしのうま味が、うどんつゆを上品な味わいに仕上げます。やさしい味わいのうどんつゆを作りたい方におすすめです。
上品なあごだし
飛び魚を乾燥させて取れるあごだしは、口当たりがよく上品。だしの味がダイレクトにわかるすまし汁にもおすすめのだしです。調味料に薄口醤油を使うと、きれいなうどんつゆに仕上がります。
万能合わせだし
かつおと昆布の合わせだしなら、香り高さとまろやかさがベストマッチして、より味わい深いうどんつゆに仕上がります。それぞれのだしを取るのが面倒という方には、だしパックがおすすめです。さまざまなメーカーからこだわりの合わせ出汁パックが販売されています。だしというキーワードで検索すると、各メーカーのカテゴリより、販売されているだし情報を見ることができますよ。
うどんにおすすめの合わせだし! かつおと昆布の合わせだしパック「一番だし」
自社で製造した本枯節を厚めに削り、北海道産利尻昆布と合わせました。
鰹節と昆布のみのだしで、それ以外は何も加えておりません。
素材のみのだしパックとなっておりますので、お子さまのお料理にも適しております。
④具とトッピングを加えて楽しむアレンジレシピ
基本的なうどんつゆも、だしの味が違うだけでバリエーションが増えます。ここからは、具とトッピングを加えて楽しむアレンジレシピをご紹介していきます。
野菜の冷やしうどん
(堅魚屋ショッピングサイトより)
さっぱり食べられるゼリーのうどんつゆ。新感覚の食感で食欲のない日にも、おすすめです。
<材料>(2人分)
めんつゆ
・水 150cc
・だしせん 10g
・ゼラチン 4g
・うどん 2玉
・オクラ 6本
・みょうが 適量
・温泉卵 2個
調味料
・みりん 35cc
・醤油 25cc
・砂糖 小さじ2
<作り方>
1.鍋に水を入れ火にかける。沸騰したらだしせんを入れ、弱火で10分煮出す。煮汁をこした後調味料を加え2~3分加熱する
2.1にゼラチンを加え溶かしたあと、ボウルに移し、氷水にあてる。とろみがついたらラップをしいたプラスチック製の食品保存容器などに移し、2時間程冷やし固める
3.2でできたゼリーをスプーンでくずす
4.茹で上がったうどんを氷水で冷やし、器に盛る
5.塩ゆでしたオクラと、みょうがや薬味をのせる
6.3のゼリーをたっぷりかけ、中央に温泉卵をのせる
※おすすめポイント
さわやかな食感と味わいのゼリーは、そばやそうめん、豆腐にのせるなどさっぱりした料理のトッピングとしても利用できます。
厚削りより少し薄い中厚削りにすることで、10分程度の短い時間でよくだしが出るようになっています。
バランスの良いだしの定番かつお節に、甘みのあるさば節、コクが出る宗田かつお節の3種類をブレンドしています。
普段のみそ汁もワンランク上の仕上がりに!
スタミナたっぷり肉うどん
体がほっこり暖まる肉うどんは、寒い季節にぴったりのレシピ。夜食やおやつにもおすすめです。
<材料>(2人分)
・うどん 2玉
・豚肉 200g
・玉ねぎ 1/2
・塩 少々
・だし汁 600㎖
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・酒 小さじ1
・ねぎ 適量
<作り方>
1.玉ねぎは薄切りに切る
2.玉ねぎをしんなりするまでフライパンで炒め、豚肉を入れて塩を入れて炒める
3.鍋に、だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖、塩、酒を入れてひと煮立ちさせつゆを作る
4.うどんを茹でる
5.うどんが茹で上がったら、器に盛り、つゆを入れて、豚肉、玉ねぎをのせる
6.最後にねぎをトッピングして完成
※おすすめポイント
豚肉は、脂身が少ない方がさっぱり食べられます。
⑤うどんのアレンジは無限大!日々の料理に活用しよう
今回は、うどんのつゆを活かしたアレンジメニューをご紹介しました。うどんは、パスタのように和えることや、焼きうどん、釜揚げうどん、冷やしうどんなど、幅広いレシピがあります。味もあっさり系からこってり系まで、おいしく食べられるのも魅力です。
うどんに使用するだしは、市販でも販売されていますが、インターネットショッピングもおすすめ。お得なまとめ買いの一覧や定期便のサービス、出汁にまつわる情報も入手できます。会員登録してログインすれば、次回からの購入もスムーズです。
ぜひこの記事を参考にうどん料理を作ってみてくださいね。