静岡のソウルフード「静岡おでん」。黒いスープに青のりとだし粉のトッピング、濃厚な味わいで多くの人に愛されています。今回は、静岡おでんにまつわるさまざまな情報やおすすめの店舗やレトルト商品についても、ご紹介します。
目次
・どのエリアで食べることができる?
・静岡おでんの歴史
・静岡おでんが黒いスープなのはなぜ?
・静岡おでんの味つけ
・静岡おでんの食べ方
・定番の具材
・静岡おでんの種「黒はんぺん」とは
・だしにこだわる
・静岡おでんにおすすめのだし
- 香り高い「かつおだし」
- 上品なあじわいの「昆布だし」
- おでんのコクをだしたいなら「合わせだし」
①静岡おでんってなに?
静岡おでんとは、静岡で長く親しまれているソウルフード。B級グルメとしても人気が高く、日本三大おでんのひとつともいわれ、静岡のみならず全国的に知られるようになりました。「静岡おでんの会」のホームページによると、静岡おでんには5ヶ条があります。
静岡おでんとは|静岡おでんの会 オフィシャルサイト (shizuokaoden.sakura.ne.jp)
<静岡おでん5ヶ条>
- 黒いはんぺんが入っている
- 黒いスープ
- 串に刺してある
- 青のり、だし粉をトッピングする
- 駄菓子屋にもある
静岡おでん5ヶ条を見ると、一般的なおでんとは違う特徴が多いです。「黒はんぺんって何?」「黒いスープってどんな味?」など疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、静岡おでんの特徴やどうしてたくさんの人に愛されてきたのか、そのおいしさの魅力をとことん解説していきたいと思います。
・どのエリアで食べることができる?
静岡おでんは主に、静岡市で食べることができます。富士川から大井川までの間の静岡県中部エリアの広い地域で親しまれています。
・静岡おでんの歴史
静岡おでんは、静岡中部エリアでは、駄菓子屋でも販売し、おやつの代わりとして子どものころから慣れ親しまれてきました。
静岡おでんのはじまりは大正時代ともいわれ、第二次世界大戦後の食糧難の時代に廃棄処分する牛すじや豚モツをおでんの具材にしたところ、人気が高まったそうです。また、駿河湾で水揚げされる魚を利用した練り製品が盛んで、おでんの具材として使われるように。水産物食品加工の技術も静岡おでんの発展を後押ししました。
昭和30年代には、静岡おでんの屋台街があるほどの人気ぶり。現在は、「青葉おでん街」「青葉横丁」という名のおでん街が残っており、全国から多くの人が訪れる場所となっています。
静岡おでんは、駄菓子屋で販売する子どもにも親しまれる料理であるとともに、屋台や居酒屋などの大人の憩いの場で食べる料理としても長く愛されてきたのです。
・静岡おでんが黒いスープなのはなぜ?
一般的なおでんは、黄金色の澄んだスープというイメージの人が多いのではないでしょうか。でも、静岡おでんのスープは真っ黒。どうして黒いスープなのでしょうか。
その理由は、濃口醤油を使っていること。また、牛すじや豚モツからの出汁がにより、濃厚な黒いスープになるからです。
黒いスープの静岡おでんは、味が濃いイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。じつは、見た目が濃厚に見えるのに、その色は調味料や出汁によるものなので、味はそれほど濃くなくさっぱり食べられるのも静岡おでんの特徴。うま味のあるだしから取れるスープは素材の味を活かし、とてもおいしいおでんになります。
②静岡おでんの特徴
静岡おでんは、静岡県中部地方で広まった、人気の郷土料理ということがわかりました。ここからは、静岡おでんをもっと掘り下げていきます。
静岡おでんの味つけ、食べ方、定番の具材などさまざまな特徴を解説。静岡おでんならではの素材についてもご紹介します。
・静岡おでんの味つけ
静岡おでんの味つけは、牛すじから出るだし、かつおだし、濃口しょうゆ、みりん、砂糖、酒などの調味料でスープをつくります。大根、卵、黒はんぺん、練り物、こんにゃく、牛すじなどの素材と合わせて、煮込むことで味わい深くコクのあるおでんができ上がります。
老舗の静岡おでんのお店では、継ぎ足しの黒いスープが使われ、おでんが完成しています。さまざまな食材の味が合わさって、まろやかで濃厚な味わいのおでんとなります。
・静岡おでんの食べ方
静岡おでんの特徴は黒いスープだけではなく、その食べ方にも特徴があります。おでんは食べる前に、青のりとだし粉をかけるのが定番。魚介の味わいとうま味のあるトッピングは、静岡おでんをさらに味わい深く仕上げます。
静岡おでんのトッピングは、店舗によっては、味噌やからしをつけて食べることもあります。
・定番の具材
静岡おでんの具材は一般的なおでんの具材と同様、大根、ゆで卵、こんにゃく、しらたき、焼きちくわ、牛すじ、さつま揚げといった具材が定番です。加えて、黒はんぺんが具材に入ります。
一般的におでんの具材は、白はんぺんをイメージする方も多いですが、静岡おでんは黒はんぺんを使うのがポイントです。
③静岡おでんQ&A
独特の特徴をもつ静岡おでんですが、黒はんぺんやだし粉など聞きなれない食材と感じる方も少なくないはず。ここからは、静岡おでんのQ&Aをご紹介します。
・静岡おでんの種「黒はんぺん」とは
静岡おでんの定番具材である、黒はんぺんとはそもそもどのようなものなのでしょうか。
黒はんぺんは、半月型で黒色をしています。静岡県焼津市が名産です。黒はんぺんの原料は、サバやイワシ。魚一匹まるごとを、骨まですり混ぜて、半月型にし、茹でています。黒い色をしたはんぺんは、カルシウムや鉄分などの栄養素も豊富。
黒はんぺんは、おでんだけではなく、フライにしたり、お刺身のようにワサビ醤油で食べたりとおつまみの定番としても親しまれています。
黒はんぺんは静岡県では、当たり前に食べられているものですが、地域色の強い食べ物なので、どちらかといえば白はんぺんの方がオーソドックスです。最近では、静岡おでんやB級グルメにより、黒はんぺんも全国に知られるようになりました。
・トッピングのだし粉ってなに?
だし粉とは別名「削り粉」ともいわれ、かつお、サバ、イワシなどの削り節をつくる時に出る、細かい粉末を集めたものです。だしのうま味と風味が、おでんを味わい深くおいしくする役割があります。
だし粉は、静岡県内のスーパーやインターネットで購入が可能です。
・静岡おでんのスープだけ余ったらどうする?
静岡おでんの具材を食べきり、スープだけ残ったら、その後は具材を追加して煮込むのも可能です。だしがしみ込み、さらにコクのある味わいのおでんが楽しめますよ。
・静岡おでんのスープは保存できるの?
静岡おでんのスープが余ってしまったら、保存が可能です。スープは、具材をこして、冷めてから密封容器に入れて冷凍保存します。具材がスープに残ってしまうと、傷みやすくなるので、しっかりとこしましょう。
④静岡おでんと一般のおでんの違い
一般的なおでんと一言でいっても、関東と関西でも大きな違いがあります。
関東では、もともとおでんのことを「煮込み田楽」と呼んでいて、味つけは甘辛く濃いめにつくるのが特徴。基本だしはかつおや昆布を使い、濃口しょうゆ、みりん、砂糖などで味つけをします。具材は、ちくわや白はんぺんなど練り物多く好まれているのもポイントです。
一方関西では、おでんのことを「関東煮」と呼んでいて、おでん自体が関東発祥であることがわかります。関西のおでんは、スープが薄めで澄んでいるのが、関東との大きな違い。だしはかつおだし、昆布だしを利用しますが、醤油は薄口を使い、味つけも薄めにつくります。
静岡おでんは、どちらかというと関東風のおでんの味つけに近いです。黒色をした濃いめのスープに黒はんぺん、トッピングに青のりとだし粉をかけるのが、一般的なおでんとの違いになります。
⑤静岡おでんをおいしくするコツ
静岡おでんをおいしくするコツはさまざまな要素があります。煮込み料理なので、具材や調味料などにこだわるのも大切ですが、ベースをつくる「だし」もおいしさの決め手になります。
・だしにこだわる
静岡おでんのおいしさの決め手は、だしです。一般的に、かつおだしや昆布だしの人気が高いです。だしは、素材から本格的なだしを一から取ることがおすすめですが、時間がかかり手間もかかります。そんな時は、だしパックを利用すれば、簡単に本格的なだしが取れます。
・静岡おでんにおすすめのだし
静岡おでんは、牛すじなどのだしでもコクをだせますが、ベースとなるかつおだしや昆布だしもうま味を引き立てる重要な役割をしています。
静岡おでんにはどのようなだしが合うのでしょうか。おすすめの出汁をご紹介していきます。
香り高い「かつおだし」
香り高くコクのある味わいのかつおだしは、濃厚な静岡おでんのスープにもぴったり。やや酸味のあるすっきりした味わいが、おでんの具材にもよく合います。だしの味をしっかり感じられるおでんのスープになるはずです。
鰹の風味が際立つ、だしです
製法を変えた2種類の鰹荒節をベースに、
甘味とコクの鯖節、香ばしく焼き上げたあご煮干(飛魚)、利尻昆布、
瀬戸内製造いりこなどを加えて深みのあるだしに仕上げております。
保存料、化学調味料不使用。
上品なあじわいの「昆布だし」
昆布だしは上品でまろやかな味わいです。かつおだしと違い、じわじわと感じるだしのうま味が特徴。上品な静岡おでんのスープができ上がります。昆布だしは素材の味を引き立てます。おでんの具材が、味わい深く仕上がりますよ。
上品な香りと旨味が特徴のまろやかな昆布だしです。
北海道産真昆布を中心に、焼津製造の鰹荒節、
瀬戸内製造いりこ、香ばしく焼き上げたあご煮干(飛魚)などを加え、
まろやかなだしに仕上げております。
保存料、化学調味料不使用。
おでんのコクをだしたいなら「合わせだし」
かつおだしと昆布だしの合わせ出汁は、すっきりとした酸味とまろやかな甘み両方のいいとこ取り。うま味の相乗効果で、コクのあるおでんのだしに仕上がります。合わせだしは、さまざまなメーカーよりこだわりのだしパックが販売されているのも魅力のひとつ。自分好みの出汁を見つけることができますよ。
合わせだしのおすすめ! 堅魚屋 「一番だし 本枯節と昆布のだしパック」
自社で製造した本枯節を厚めに削り、北海道産利尻昆布と合わせました。
鰹節と昆布のみのだしで、それ以外は何も加えておりません。
どこか昔懐かしいホッと落ち着く、芳醇な香りと濃厚なだしを是非ご堪能ください。
⑥静岡おでんの基本の作り方
静岡おでんの基本の作り方をご紹介します。具材はお好みで入れてアレンジもできます。具材によって、下ごしらえがありますが、煮込むだけで簡単に作れるので自宅でもぜひ挑戦してみてください。
<材料>4人分
・だし汁(かつおだしなど) 2ℓ
・醤油 大さじ8
・砂糖 大さじ4
・塩 少々
・みりん 大さじ4
・酒 大さじ4
・大根 1/2本
・こんにゃく 1枚
・なると 1本
・黒はんぺん 4枚
・さつま揚げ 4枚
・ゆで卵 4個
・牛すじ 100g
・結び昆布 30g
・青のり 適量
・だし粉 適量
<作り方>
1.大きい鍋で、だし汁をつくり、醤油、砂糖、塩、みりん、酒を入れてひと煮立ちさせ、スープをつくる
2.大根は、3~4cmの厚さに切り、皮を剥き、面取り。お米のとぎ汁で下茹でする
3.こんにゃくは三角に切り、熱湯で2~3分茹でる
4.牛すじ肉は下茹でしてしっかりとアク取りをする
5.ゆで卵は殻を剥き、なるとはななめ薄切りにする
6.大根、こんにゃく、黒はんぺん、さつま揚げ、ゆで卵、牛すじ、結び昆布、なるとを串に刺す
7.すべての具材を、スープをつくった鍋に入れて弱火で味がしみ込むまで煮込む
8.具材を煮込んだら、器に盛り、青のり、だし粉をかければ完成
※おすすめポイント
なると、黒はんぺん、さつま揚げなどの練り物は、煮込みすぎると膨らんでしまうので、煮込み時間を少なくするのがポイント
⑦静岡おでんのおすすめ店
静岡市には、おいしい静岡おでんを食べることができる店舗があります。駄菓子屋スタイル、居酒屋スタイル、お惣菜屋さんやおでん街など、おでんを楽しめる場所がたくさん。長年地元で愛されてきた人気のお店をご紹介します。
創業昭和23年『静岡おでんおがわ』
静岡おでんおがわは、創業昭和23年、静岡おでん一筋の駄菓子屋スタイルのおでん屋です。牛すじから、だしを取り、醤油で味つけしたスープは、創業以来継ぎ足して使っている唯一無二の味わい。まろやかな味のおでんは、人気が高く具材が無くなり次第終了になることも。観光スポットである静岡浅間神社の参道にあり、全国的にも人気の人気スポットです。
元祖静岡おでん『海ぼうず本店』
静岡駅から歩いて5分の海ぼうず本店は、居酒屋スタイルで静岡おでんを楽しめる人気店。店の入口の大鍋でつくる静岡おでんは、圧巻です。おでん種の人気は、半熟卵。やさしい味わいのスープに、やわらかな食感がたまらないと評判です。海ぼうず本店では、静岡おでんの他に、黒はんぺんフライや静岡餃子など静岡のソウルフードを楽しめるのもうれしいポイントです。
静岡おでんを堪能できる『青葉おでん街・青葉横丁』
静岡市街中にある青葉おでん街、青葉横丁は、静岡おでんのお店が多く集まった場所です。もともとは、静岡市の青葉通りに並んでいた200台ほどの屋台が、都市開発により移転することになり、青葉おでん街、青葉横丁に分かれてオープンしました。静岡おでんを堪能したいなら、まずはこちらに足を運ぶのもおすすめです。それぞれのお店独自のスープで静岡おでんを楽しめます。青葉横丁にある「三河屋」はテレビCMでも登場する人気店です。
歴史あるお惣菜屋さん『天神屋』
創業当時から、静岡おでんスタイルを貫いてきた天神屋は、手軽におでんを楽しめるお惣菜屋さんとして地域でも人気があります。牛すじのだし、昆布だし、練り製品の甘みが特徴のまろやかな味のおでんが楽しめます。25種類の具材が煮込まれたおでんは濃厚で味わい深いです。
賤機はん兵衛 南町本店
静岡駅から徒歩2分の場所にある賎機はん兵衛南町は、昭和レトロな雰囲気の店内で静岡おでんが楽しめるお店です。コクのある濃い味のスープが特徴のおでんが人気。食材を静岡県産にこだわり、おでんの他にも産地直送の地魚を目当てにお客様が来店します。
⑧市販でも買える!?静岡おでん
静岡おでんは、市販でも購入ができます。静岡市内のスーパー、お土産屋、食品専門店などで、静岡おでんのレトルト、スープの素などを手に入れることができます。いちから自分でつくるよりもお手軽につくれるので、冬の定番メニューとなっています。また、静岡おでんはお土産品としても人気が高いです。
⑨テイクアウトもできる静岡おでん
静岡中部地方では、静岡おでんをテイクアウトできる店舗があります。駄菓子屋、居酒屋、惣菜店などで、容器に入れて青のり、だし粉どもトッピングして持ち帰ることができる、お店が多いです。テイクアウトした静岡おでんは、自宅で温め直して食べるのがおすすめです。
⑩静岡おでんおすすめのレトルト
静岡おでんはいまや人気の料理で、さまざまなメーカーからこだわりのレトルト食品が販売されています。袋やアルミパウチ、缶詰なども販売されているので、選ぶのも楽しいはずです。
静岡県焼津市にある『堅魚屋』の、贅沢静岡おでんは、おすすめレトルトおでんです。醬油ベースの黒いだしに串に刺した具材を煮込み、煮込んだ具材を串ごと頬張るおでんです。だしは、だしメーカーならではのコクのある味わい。基本的には飲まない静岡おでんのスープですが、贅沢静岡おでんのスープは、すっきりとした味わいで、飲むことができます。しっかりと煮込まれたほろほろとした具材に、濃厚なスープがしみ込んだおいしいおでんです。
贅沢静岡おでんは、自宅での食事やおやつにはもちろんですが、おもてなし料理やキャンプ飯として持っていくのもおすすめ。温かいおでんを自然の中で食べれば、至福のひとときを過ごせるはずです。
「贅沢静岡おでん」は堅魚屋のショップページで購入が可能です。お得なまとめ買いもできるので御覧ください。
静岡のご当地グルメの代表格「静岡おでん」を、堅魚屋が贅沢シリーズとして発売! 静岡おでんは、醤油ベースの黒いだしに串に刺した具材を煮込み、煮込んだ具材を串ごと頬張るおでんです。
だしは濃いため基本的には飲みません。 今回、堅魚屋で発売する「贅沢静岡おでん」は、だしが飲めるタイプにしました!見た目とは裏腹に、すっきりとした飲みやすいおだし。しっかり煮込まれたほろほろとした具材。 具から汁までおいしくいただけます♪
お好みで「静岡おでんの粉(別売)」もございます。静岡おでんは、だし粉をおでんに振りかけて食べる習慣がございますので、ぜひお試しください。
⑩静岡おでんアレンジレシピ
静岡おでんの余ったスープやレトルト商品のアレンジレシピをご紹介します。静岡おでんのスープは濃厚でコクがあるので、万能スープでもあります。簡単につくれるレシピを集めました。
・レトルト静岡おでんのカレー
実は、おでんとカレーは相性抜群。だしの効いたまろやかなカレーが完成します。カレールウが無いときは、カレー粉でも代用可能。味を調整して仕上げてください。
<材料>(1人分)
・静岡おでんレトルト 1袋
・だし汁 200cc
・カレールウ 1片
・ごはん 200g
<作り方>
- 静岡おでんレトルトを鍋に入れ、だし汁を入れて温める
- カレールウを鍋に入れて溶かす
- 器にごはんを盛り、おでんをかければ完成
※おすすめポイント
カレー入りの静岡おでんは、うどんにしても濃厚でおいしいです。
・静岡おでんのスープでつくる炊き込みご飯
静岡おでんのスープを炊き込みごはんのだしに活用します。コクのある味わいで、いつもとは一味違った炊き込みごはんを楽しめますよ。
<材料>
・余った静岡おでんのスープ 350cc
・油揚げ 2枚
・鶏のむね肉ミンチ 200g
・ごぼう 100g
・米 3合
<作り方>
- ごぼうはささがきにして水につける
- 油揚げは短冊切りにする
- お米を研ぎ、油揚げ、鶏のむね肉ミンチ、ごぼうを炊飯器に入れる
- おでんのスープを米3合の目盛まで入れる
- 炊飯器で炊いたら完成
※おすすめポイント
おでんのスープが足りない時は、水を足してください。
・静岡おでんのスープでつくるだし巻き卵
静岡おでんのスープでつくるだし巻き卵は、コクとまろやかさが加わり、味わい深くなります。濃厚なだし巻卵は、ごはんのお供にもぴったりです。
<材料>(2人分)
・卵 3個
・静岡おでんのスープ 50cc ・サラダ油 適量
<作り方>
- ボウルに卵を割り入れて卵白を切るようにかき混ぜる
- 溶き卵におでんのスープを混ぜる
- キッチンペーパーにサラダ油を含ませて卵焼き器に塗り、中火で熱する
- 卵液の1/3量を卵焼き器に流し込み、少し置く
- 焼き色がついたら菜箸で卵液をかき混ぜ、半熟状になったら奥から手前に卵を巻く
- 卵焼き器の奥側に油を塗り、卵を奥に移動させ、手前側にも油を塗る
- 手前側に卵液の1/3を入れて、巻いた卵を持ち上げて、その下にも卵液を流し込む
- 卵が半熟になったら、菜箸でかき混ぜ再び巻く
- もう一度同じ作業を繰り返し、卵を巻き終わったら、側面もしっかり焼けているか確認して火からおろす
- 卵を巻きすやキッチンペーパーで巻いて、しばらく落ち着かせてから形を整え、食べやすい大きさに切る
※おすすめポイント
おでんのスープはしっかりこしておくことで、きめ細やかなだし巻卵になります。
⑪静岡おでんをつくる上での注意点
静岡おでんは、簡単に作ることができる料理ですが、コツをおさえることでさらにおいしく仕上げられます。
おでんの具材は煮込みすぎない
おでんの具材は煮込みすぎないように注意しましょう。とくに、ちくわやなると、黒はんぺんやさつま揚げなどの練り物は煮込みすぎると膨らんでしまい、鍋がいっぱいになってしまいます。また、煮崩れしやすいので、割れてしまう可能性も。まずは、煮崩れしにくいこんにゃくや牛すじなどから煮込み、練り物は最後に投入しましょう。
大根はしっかりと面取りする
大根は、定番の具材ですが、煮込みすぎると崩れやすくなります。大根は、切り分けた後、しっかりと面取りすることで、煮崩れしにくくなります。
具材は下茹でしてから一度冷ましてから煮込む
下茹でした具材は、一旦冷ましてから鍋に入れて煮込むことで煮崩れを防ぎます。煮込みすぎないためにも、ある程度煮込んだらいったん火を止めておき、食べる前に温める程度にするとよいでしょう。
⑫地域の特色とともに発展してきた静岡おでん
静岡おでんは、長年地域に根差し発展してきた、ソウルフードです。黒はんぺんなどの練り物やだし粉など、地域の特産を活かした具材を使っているのも、静岡の食文化と大きなかかわりがあります。
自宅で手軽に作れるのも魅力ですが、市販品やレトルト商品など簡単に食べることができるのもおすすめポイント。食事はもちろん、おやつや夜食などさまざまなシーンで食べることができます。
静岡おでんは、静岡中部地方ではなくても、全国で食べることのできる店が増えてきました。また、お取り寄せグルメとしても購入できます。インターネットで、静岡おでんと検索してみてください。メーカーこだわりの商品をたくさん見ることができます。
静岡おでんは、かつおぶしなどのだしメーカーのホームページでも、販売されています。だしにこだわった静岡おでんを食べたいならおすすめです。ネットショッピングであれば、まとめ買いがあり、お得に購入できるのもうれしいポイントです。
ぜひこの記事を参考にお好みの静岡おでんを見つけてみてくださいね。