上品なだしの香りを味わう、だし茶漬け。本格だしを使ったレシピや手軽に作れる簡単レシピを紹介!
目次
①だし茶漬けとは
茶漬けというと、ご飯に梅干しや焼いた鮭を乗せてお茶をかけたものを思い浮かべるのではないでしょうか。だし茶漬けはお茶ではなく、かつお節や昆布のだし汁をご飯にかけて食べる茶漬けです。どちらも、軽い食事として食べたり、お酒を飲んだ後の締めとして人気があります。お茶漬けはインスタントの素なども市販されており、どちらかというと自宅で手軽に食べる料理という印象ではないでしょうか。一方でだし茶漬けは料理店で食べられることが多く、専門店もたくさんあることから、家で作るイメージが無いかもしれません。実際にはだし汁があれば、自宅で誰でも気軽に楽しめる料理です。
②だし茶漬けの歴史
茶漬けのルーツである「湯漬け」はご飯にお湯をかけたもので、平安時代に食べられていたと言われています。その後、室町時代にお茶が普及し、江戸時代にかけてお茶漬けが一般的になっていったようです。同じころ、将軍足利義政がご飯にお茶だけでなく、だし汁をかけて食べていたと伝えられており、その後庶民の間でもだし茶漬けが広まったと考えられます。また、だし茶漬けは北越地方でよく食べられていたことから越後茶漬けとも呼ばれます。
現在、日本には各地にご当地だし茶漬けが存在しており、代表的なものが鯛茶漬けです。真鯛の刺身を具にした鯛茶漬けは長崎県や新潟の柏崎が特に有名です。九州地方では他にも、茹でた鶏肉をトッピングし鶏ガラスープをかけただし茶漬け「鶏飯(けいはん)」が名物となっています。
③だし茶漬けのレシピ
専門店があることからもわかるように、だし茶漬けは定番のトッピングから変わり種まで自由にアレンジが可能です。あげ玉や海苔などのあり合わせの食材を使って自宅で簡単に作るのもよいですし、料亭などでは鯛やのどぐろなどの高級魚を使ったレシピもあります。だし茶漬けはシンプルな料理ですので「だし」が味の決め手となります。具材に合わせただしを使えば、ワンランク上の料亭の味に近付けることができます。
普段はインスタントのお茶漬けで済ませてしまうという方も、本格だしを使ってうまみと風味を味わうだし茶漬けを試してみては。
定番の塩昆布だし茶漬け
家にあるものだけで簡単に作れるだし茶漬けは、夜食やお酒を飲んだ後にもぴったりです。シンプルな具材には香り高いかつおだしが合います。昆布と合わせることでうまみが倍増し、調味料を使わなくても塩昆布の塩気とうまみで満足感の得られる一品となります。味付けの必要がないので、誰でも失敗なく作れるのも魅力です。
材料(1人分)
・ご飯 茶碗1杯分
・かつおのだし汁 適量
・塩昆布 適量
・かつお節 適量
・白ごま 適量
・わさび 適量
作り方
①ごはん茶碗にご飯を盛り付け、塩昆布を乗せる
②かつおのだし汁をお茶碗の半分くらいまで注ぐ
③かつお節と白ごまをトッピングして、ワサビを添える
※塩味が足りない場合は塩を足してください。
※かつおのだし汁は急須や茶こしを使うと簡単に作れます。
お味噌汁やおすましなどにおすすめのさっぱりしただし感です。水200CCを加熱したら弱火にして本品を10g入れ、アクを取りながら2~3分煮れば香り高いおだしがとれます。
香りと食感を存分にお楽しみいただけます。
贅沢海鮮だし茶漬け
好みの刺身を具材にした海鮮だし茶漬けは、料亭のような贅沢なだし茶漬けが家にいながら手間なく作れるお手軽レシピです。刺身を食べるときにだし茶漬け用にとっておき、締めに食べるのもよいですね。
材料(1人分)
・ご飯 茶碗1杯分
・刺身 100g
・だし醤油 大さじ1
・合わせだしのだし汁 適量
・大葉 適量
・海苔 適量
・青ネギ 適量
・わさび 適量
作り方
①ごはん茶碗にご飯を盛り付け、刺身を乗せ、だし醤油をかける
②だし汁をお茶碗の半分くらいまで注ぐ。
③大葉、海苔、青ネギを乗せ、わさびを添える
※だし汁はかつお節、昆布、あごだしの合わせだしがおすすめです。
※刺身は鯛、ぶり、いか、海老などがおすすめです。
※青魚の刺身を使う場合は、だし醤油大さじ1にひと晩漬け込んでおくと臭みが気になりません。
焼津で製造した鰹節だけを使用し、北海道産の利尻昆布とベストブレンド。だしをたっぷり使っているので、化学調味料は一切使用しておりません。だからこそ、うま味調味料特有の後味がなく、ナチュラルなダシ感とスッキリとした余韻を感じられる上品なだし醤油なのです。
韓国風ピリ辛だし茶漬け
さまざまなアレンジで楽しめるだし茶漬け。だしの風味を生かした和風の味付けで、あっさり食べるのもいいですが、酒の肴としても人気のチャンジャを使った、大人向けのだし茶漬けは一度試すとクセになりますよ。
材料(1人分)
・ご飯 茶碗1杯分
・チャンジャ 適量
・だし汁 適量
・海苔 適量
・青ネギ 適量
・白ごま 適量
作り方
①ごはん茶碗にご飯を盛り付け、チャンジャを乗せる
②だし汁を茶碗の半分くらいまで注ぐ
③海苔、青ネギ、白ごまを散らす
※だし汁は昆布だしがおすすめです。
※好みでごま油を少量加えて下さい。
もっと手軽にだし茶漬けを楽しみたい方におすすめ!こだわりの食材を使った「贅沢だし茶漬け」
鰹節をベースに昆布、焼きあご、さば節をブレンドした特製だし茶漬け。
ゴロっと贅沢な具にビックリ! 具材、だし付き。お湯をかけるだけでお召し上がり頂けます。
茶漬けのレパートリーがぐんと広がるだし茶漬け
だし茶漬けは自宅で簡単に作ることができ、アレンジレシピも数多くあります。料理店で食べるような高級食材を使ったものから、家の冷蔵庫にあるもので手軽に作れるもの、アイディア次第で自由に楽しめる料理と言えるでしょう。ここでは紹介しきれませんが、具材に肉や惣菜、だし汁に鶏ガラスープや野菜だしを使ったレシピ、中華風やエスニック風など、挙げればキリがありません。料理のレパートリーを増やしたいと思っている方も、だし茶漬けで幅が広がるのではないでしょうか。
平安時代に食べられていた湯漬けは、肥満を解消するために食べることもあったとされる文献が残っています。同じようにだし茶漬けもダイエットにおすすめのヘルシーなメニューです。
食欲のない時でも食べやすく、手の込んだ料理を作る気になれなくてもすぐに食べられるのが魅力ですね。
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