カツ丼は惣菜の定番!つくるのも簡単でネットにはみんなのレシピページが沢山あります。ふわとろ卵の絶品カツ丼の作り方、だしの味付け、アレンジ材料、とんかつの揚げ時間や新着調理方法のご紹介。運営側が楽天のユーザーレポや投稿の詳細からおすすめをピックアップしました。
目次
・カツ丼のルーツはおそば屋さん!?
・カツ丼に使うお肉は?
・生活のスタミナ源!カツ丼
・ジューシーに仕上がるとんかつの揚げ方
・卵にもひと工夫
・器の選定も実は大事
・味の決め手はだし
・市販でも買える!?絶品だし
・だしの黄金比と作り方
・だしにさらにコクを出すには?
・スタミナバージョンアップレシピ!チーズカツ丼
・みんな大好きカレーかつ丼
①みんなが大好きなお惣菜「カツ丼」
サクサクのジューシーなカツにふわとろ卵、絶妙な甘じょっぱいだしとごはん。
満腹感も得られるスタミナたっぷりの「カツ丼」は大人から子どもにも愛されている和食です。
その人気ゆえ、現在ではおそば屋さんや和食のお店、コンビニエンスストアのお弁当コーナーやスーパーのお惣菜コーナーなどにも並び、手軽に食べることができます。
この記事では、みんなが大好きな「カツ丼」にフォーカス!
歴史やジューシーカツを揚げるコツ、だしの黄金比、定番の作り方からアレンジレシピまでかつ丼をとことん掘り下げていきたいと思います。
・カツ丼のルーツはおそば屋さん!?
カツ丼のルーツはどこにあるのでしょうか。
これだけみんなに愛されているメニューのため、さまざまな諸説があります。
カツ丼が登場したのはおそらく明治時代といわれています。
はじめはソース味やしょう油味だったものが、時代の流れに合わせスタイルが変化して、現在の定番であるカツを卵でとじたスタイルとなったようです。
農林水産省ホームページ「うちの郷土料理」によると
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/katsudon_yama_nashi.html)
明治時代、山梨県のおそば屋さんが、東京へ出かけたときに食べた「カツレツ」に感動し、メニューに取り入れたことが今のカツ丼発祥といわれているそうです。
当時出前が主流だったため、そばと同じように器ひとつで完結できる料理としてカツ丼というスタイルに。山梨では「煮カツ丼」と呼ばれています。
おそば屋さんのメニューにカツ丼があるのは納得ですね。
・カツ丼に使うお肉は?
カツ丼に使う肉は、豚肉のロースかヒレがおすすめです。
ロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙で柔らかさときめ細やかさもあります。
豚肉のうま味と食感を味わえますよ。
程よく脂身がついているので、ジューシーなカツを揚げることができます。
ヒレは、1頭から2%程しか取れない貴重な部位。脂肪が少なく赤身が多いのが特徴です。
キメが細かくて柔らかい食感がカツ丼にマッチします。あっさりとしていて上品な味わいなので女性にも人気が高いです。
ロースもヒレもそれぞれ違ったおいしさを楽しめます。
・生活のスタミナ源!カツ丼
カツ丼は栄養満点!活力をつけたいときにはおすすめ。
その理由はスタミナ源といわれる三大栄養素、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスがよいからです。
厚生労働省から「日本人の食事摂取基準」が公表されており、国民が健康を維持していくうえで必要な栄養素やバランスの詳細が見られます。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
栄養バランスのよいカツ丼は「日本人の食事摂取基準」を満たす成分で設計できるため市販品の商品が続々登場しています。
カツ丼は元気をつけるためのメニューとしても注目されているといえるのではないでしょうか。
しかしながら、カツ丼1杯当たりのカロリーは800〜1000カロリーと高め。
食事のメニューを考えるときはエネルギーも念頭に置いて成分表示一覧を確認してくださいね。
②おいしいカツ丼をつくるポイント
自宅でカツ丼を作るときは、どうせならおいしく納得のいくものを作りたいですよね。
作りたてを味わえる醍醐味もあります。
ここからは、おいしいカツ丼に仕上げるポイントをいくつかご紹介していきます。
・ジューシーに仕上がるとんかつの揚げ方
サクサクでジューシーなカツはおいしいですよね!
カツはたっぷりめの油で、中温(170〜175℃)で揚げるのがポイント。油の温度を一定に保つことでサクサクに揚がります。
また、一度に揚げる具材は、油の入っている面積の半分以下がベスト。急激な温度変化により具材が油を吸うため、べたべたになってしまうのです。
おいしそうなきつね色になり、油の大きな泡が小さな泡になってきたら火が通ってきた合図。火の通りは十分注意してくださいね。
・卵にもひと工夫
カツ丼の卵といえば、ふわとろがおいしいですよね。
とろけるような卵とじにするには、卵をしっかりと混ぜないこと。
黄身をつぶす程度で白身を切るようにささっと溶かすだけでOK。
あえて混ぜすぎないことで所々半熟になり、ふわとろが完成するのです。
・器の選定も実は大事
おいしいカツ丼を食べるには、器の選定も実は大事。
丼ぶりはさまざまな素材や形がありますが、カツ丼用には蓋つきのものがおすすめです。
中身を入れて蓋をすることで、中は蒸れた状態に。カツと卵の具材とご飯が程よく馴染みます。
また、浅めの丼ぶりなら、盛り付けしやすく見た目もきれい。
素材は、陶器や、漆器、木製などさまざまなものがあります。
持ちやすいものか?レンジが使えるか?など用途や好みに合わせて選んでみるのも楽しいですね。
・味の決め手はだし
おいしいカツ丼の味の決め手はなんといってもだしです。
割り下とも呼ばれ、通常はしょう油やみりん、だしで作ります。
だしづくりに必須なのがベースの出汁。まろやかで上品な味わいの昆布だし、やや酸味がありコクのあるカツオだし、どちらの味も活かした合わせだしを使用するのもよいでしょう。
カツ丼におすすめの基本だし かつおと昆布の合わせだしパック「一番だし」
自社で製造した本枯節を厚めに削り、北海道産利尻昆布と合わせました。
鰹節と昆布のみのだしで、それ以外は何も加えておりません。
素材のみのだしパックとなっておりますので、お子さまのお料理にも適しております。
・市販でも買える!?絶品だし
カツ丼のだしをいちから作るのが面倒な人には、市販の「麺つゆ」を使用するのもアリ!
楽天やAmazonでも、こだわりの麺つゆを見つけることができます。
おすすめは、魚の町焼津市にある伝統製法で作られた出汁を製造している弊社・新丸正の「本かつおつゆ」。
厳選された鰹から手間ひまかけて作られた鰹だしと昆布をふんだんに使った麺つゆです。
化学調味料無添加なので、お子様にも安心。 みなさんも自分好みの味に仕上がる麺つゆを探してみてくださいね。
2種類の鰹節と昆布の合わせだしを使った麵つゆ「本かつおつゆ」
旨みを引き立てる鰹荒節、 香り高い鰹本枯節を贅沢に使った 鰹節屋の麺つゆです。 さらには、昆布でまろやかに 仕上げております。遺伝子組み換えなしの国産丸大豆と国産小麦を原料と したマイルドでふくよかな風味の 醤油と、天然の旨味成分が多く 含まれる本みりんを使っています。
③おいしいかつ丼のだしの作り方
カツ丼のおいしさを決めるのはだし!ここからは、カツ丼のだしについてご紹介。
だしの黄金比や基本的な作り方など、自分でも簡単においしく作れます。
・だしの黄金比と作り方
みなさんはだしの黄金比をご存知でしょうか?さまざまな説はあり、基本的にだし4:しょう油1:みりん1の割合が、お店のようなおいしい味になるといわれています。
<カツ丼だしの材料>(2人分)
・だし汁 240cc
・しょう油 大さじ4(60cc)
・みりん 大さじ4(60cc)
だしの作り方は材料をすべて混ぜ合わせるだけです。
調理をしながら煮立てていきましょう。
・だしにさらにコクを出すには?
カツ丼のだしはシンプルな味わいにするのがベストです。
だし汁、しょう油、みりんの黄金比は変えず、だし汁でコクを出してみましょう。
かつおだしは少し酸味のあるすっきりとした味わいです。
まろやかさを求めるのなら昆布だしがおすすめです。
全体的にバランスのよいだしに仕上げたいのなら、合わせだしがよいでしょう。
簡単につくれるのがだしパックです。
市販品の中には、本格的なだしをとれる商品が販売されているので活用してみてくださいね。普段の料理にも使えるので、定期購入などのサービスも便利です。
④ジューシーな定番カツ丼の作り方
おいしく仕上げるコツをおさらいしたところで、定番カツ丼の作り方をご紹介します。 だしのうま味を最大限に活かすため、調味料などは最低限にしたシンプルなレシピです。
<材料>(2人分)
・豚ロースまたはヒレ肉 2枚(とんかつ用)
・小麦粉 適量
・溶き卵 1個(カツの衣用)
・パン粉 適量
・油 揚げる用
・三つ葉 適量
・だし汁 240cc
・しょう油 大さじ4(60cc)
・みりん 大さじ4(60cc)
・玉ねぎ ½
・卵 3個(カツ丼用)
・ご飯 400g
<作り方>
1.豚肉は、脂身と赤身の筋を4〜5本切りキッチンペーパーで水気を切る。
(ラップをのせて麺棒でたたくとさらにやわらかくなります。)
2.豚肉に薄く小麦粉をまぶす。
3.バットなどに卵を溶き入れて、小麦粉をまぶした豚肉を入れてつける。
4.最後に豚肉にパン粉をつけ、軽く押さえて形を整える。
5.フライパンに揚げ油を入れ、中温(170〜175℃)で両面を裏返しながら揚げる。
6.両面がきつね色になり、小さな油の泡が出続けるようであれば火が通ってきたサイン。
カツが揚がったら、油切りをして2cm程の幅に切る。
7.鍋に、だし、しょう油、みりん、薄切りにした玉ねぎを入れ中火で熱する。
8.玉ねぎに火が通ったら、カツを並べだしをカツにかけて味をしみ込ませる。
9.溶いた卵を回しかけ、鍋にふたをして弱火にする。
10.15秒程経ったら、火を止め1分ほど蒸らす。
11.丼ぶりにごはんを盛り付け、鍋の中のものをのせて、三つ葉をトッピングして完成。
※おすすめポイント
カツは味をしみ込ませたら、サクサク感が無くならないように火の入れすぎには注意しましょう。
⑤ありそうで無かった!新感覚カツ丼のアレンジ
インターネットの関連ブログや特集では、変わり種カツ丼のレシピを見つけることができます。
ちょっとしたアレンジを加えるだけで新感覚の味わいを楽しめますよ。
ここからはアレンジの方法をご紹介しますので、前項の定番カツ丼レシピの詳細を参考に作ってみてくださいね。
・スタミナバージョンアップレシピ!チーズカツ丼
甘じょっぱいだしにチーズのまろやかさが加わり、カツ丼をよりコクのある味わいに仕上げます。
チーズも栄養満点なので、スタミナレシピカツ丼がさらにバージョンアップ!お子様にもおすすめです。
<作り方>
材料は定番のカツ丼に1人前1枚のスライスチーズを追加します。
鍋でカツ丼をつくるさい、溶き卵を回しかけた後、スライスチーズをのせます。
卵が半熟に、チーズもとろけていたらOK。ご飯を入れた丼ぶりに盛り付けます。
・みんな大好きカレーかつ丼
みんなが大好きなカレーとカツ丼の共演レシピ。カツ丼にスパイスのアクセントが加わった新感覚の味わいです。普段の料理がマンネリ化してきたと悩んでいる方にもおすすめですよ。
<作り方>
材料は2人分の材料にカレーのルー1かけを追加します。
鍋にだしの材料を入れて熱するときに、カレーのルーを投入し、その後は定番のカツ丼の作り方で完成させます。鍋をよく混ぜカレーのルーはしっかり溶かしましょう。
⑥カツ丼のだしを使えばさまざまな料理に応用できる
日本で長年愛されてきたカツ丼は、シンプルな材料ゆえ、作り方やだしなどを丁寧に作ることでさらにおいしくなります。
カツ丼のだしは、煮物や和物などにも応用が効きますし、アレンジレシピも楽しめます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。